山でドローンを飛行させるための注意点
青森県八戸市の行政書士のあらいです。
山でドローンを飛ばしたい!絶景を撮影したい!
そう思ってドローンを購入したのはいいけれど、どういう手順で飛ばせばいいのかよく分からない
そういうお悩みありませんか?
今回は、山でドローンを飛行させるための手続き&注意点を解説します!
山好きだし撮りたいなぁ
旅行の記念でサクッと撮れたらいいんだけど…
山いいですね!
うみねこさん、これも「入林届」が必要な場合があります。
ええーまたぁ??
行政書士でない方が、業として他人の依頼を受け報酬を得て、官公署に提出する書類を作成することは、法律に別段の定めがある場合を除き、
行政書士法違反となりますので、ご注意ください。
1年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処されます。
Contents
山で撮影するために必要な手続きを確認しよう
- ①飛行許可申請をしましょう 【航空法による許可申請】
- 特定飛行にあたる場合には許可が必要です。
例えば…
目視外飛行を行う場合(モニターを見ながら飛ばす場合)
人・物件から30m未満(山といっても、電柱・電線・ガードレールがあったりしますね)
等…
国土交通省に申請許可が必要です。
- ②離発着場所を決めて飛行の計画を行いましょう
- まずはどの山で飛ばしたいかを決めましょう。
離発着場所が道路の場合は道路使用許可が必要です。
飛行日時、飛行の範囲を決定します。
予備日を設ける場合にはあらかじめ決めておきましょう。
ご依頼の方には飛行範囲の調べ方について解説したものをメール等で
お知らせしていますのでご安心くださいね♪
- ③管理者の確認と、必要に応じて手続きをとりましょう
【国有林で飛行させる場合】
・国土地理院地図で国有林にあたるかを確認。
・近くにダムや、池等ある場合は注意しましょう。
(具体的には、管理者が別であったり、見学者や、駐車場があったりします。
ついでにダムも撮影する…という気軽さでは撮影は困難です。)
・入林届が必要な場合は手続きをとりましょう
【公有林で飛行させる場合】
・都道府県や市町村で管理している場合や、管理事務所に確認を行います。
その他、観光協会であったり、森林協会という名称の場合もあります。
・必要な手続きをおこないましょう。
ワンポイントアドバイス
③で許可を得た場合は、確認内容、許可を取った日、担当部署、担当者氏名、連絡先を控えましょう
- ④飛行マニュアルを守り、安全に飛行させましょう!
- 飛行させる場合には、許可・承認書、技能証明書(お持ちの方)、飛行日誌を携帯しましょう。
③で届出をした控え、届出がなかった場合でも承諾をもらったときのメモも忘れずに!
山で撮影する場合には【国土地理院地図】を確認しよう
国有林ってどう調べるの?
国土地理院地図で調べましょう!
検索で【国土地理院地図】と調べると以下のように調べることができます。
左側の選択部分で「その他」→「他機関の情報」→「森林(国有林)」で検索。
緑の色がついている部分が国有林となります。
あ!DID地区とか調べたときに使ったよ!
サクサク調べちゃうもんね~!
必要な手続きは林野庁のホームページで確認しよう
必要な手続きは林野庁ホームページから確認できます。
「林野庁」→「林野庁の組織」→調べたい管理局をクリック!
例えば、東北森林管理局をクリックして提出先を調べます。
入林を予定する国有林を管轄する森林管理署等を確認します(リンク先にジャンプします)
入林手続きが必要な場合を確認します。
2.【国有林野内で無人航空機を飛行させる場合】をクリックして確認
提出書類一覧
①入林届
②入林に際しての遵守事項をプリントアウトする
③森林管理署に提出(余裕をもった申請を!)
ここにも注意!!!!
国立公園は土地の所有に関わらず指定しており、環境省がすべての土地の権限を有している訳ではありません。
三陸復興国立公園には国有林も含まれます。国有林でドローンを使用する場合は入林届の提出が必要です。
事前に土地所有者や施設の管理者を調べて必要な手続きを確認しましょう!
天然記念物等に指定された場所(例:蕪島ウミネコ繁殖地、種差海岸、浄土ヶ浜、碁石海岸等)では、
ドローンの使用に際して文化財保護法に基づく手続きが必要な場合があります。
忘れずチェック!
※2022年6月20日に無人航空機の登録制度が施行されたことに伴い、入林届の空欄等に
「登録記号」を記入することになっていますので、お忘れなく!
簡単に飛ばせると思ったけど、そうではないんだね。
しっかりルールを守らないとね!
あらいさんに手続きお願いしようかな!
はい!お任せください!
山の調整は行政書士のあらいにお任せください!
山では、誰もいない…と思っていても、公園に指定されていたり、観光客がたくさんいる場合があります。
山=入林届 だけでは終わらない可能性がありますし、●●ではいいといわれたけど、○〇ではだめだったというケースもあり得ます。
ルールを守ってドローンを飛行させるためにはきちんとした計画と、関連部署への連絡調整を行うことが大切です。
関連部署の連絡調整について、どんなことが聞かれるかについては
以下の記事をご参照ください♪
国土交通省への飛行許可申請
包括申請・個別申請 | 33,000円 |
個別申請(イベント上空・高さ制限・機体重量25kg以上)※別途お見積りいたします | 44,000円~ |
航空法以外での調整費用
調整(書類作成代金込み)※調整先一カ所につき、5,500円 | 5,500円~最大33,000円 |
お問合せはコチラから…
対面でのご相談にも対応しておりますので、
お気軽にご連絡ください